切り絵で豊かな日常を

切り絵作家タンタンが、日常を豊かにするための切り絵のススメを書き綴ります。

パリ出展、スト直後とコロナ禍直前の奇跡的なタイミング

 

Maison & Objet をご存知ですか?

 

1月17日〜21日、パリ・ノールヴィルヴァント展示会場で行われた、世界的にもポピュラーな産業展、Maison & Objetに出展をしていました。

 

ライフスタイル系の産業展で、インテリアからアート、キッチン、ファッションまで、ライフスタイルに関わるたくさんのブランドが出店をしていて、通常の入場料金も70ユーロ(日本円で8000円ちょっと)と比較的高く、毎年1月と9月に行われる大規模な産業展です。

 

 

 

 

去年のWho's nextに続き、今年も、KIRIE BIJOUを出展。

 

 

去年は、カジュアル系産業展 Who’s Nextにも出展をしていましたが、こちらはパリのポルトヴェルサイユで開催されたものでした。

 

東京でいうと、パリ・ノールヴィルヴァント展示会場が幕張メッセポルトドヴェルサイユ展示会場が東京ビックサイトのようなイメージで、開催されるイベントの規模もそれをイメージしていただくとわかりやすいです。

 

 

 

 

私がパリに行った1月17日〜21日というのは本当に絶妙なタイミングでした。

 

展示終了後1週間、パリ→ロンドン→ハーグ→アントワープブリュッセルと、ヨーロッパを回りながら美術館や博物館巡りをしていたのですが、これもギリギリ奇跡的なタイミングでした。

 

 

冬の時期は、パリでは、12月から大規模なストを行なっている時期で、ピークの時期には電車や街の機能全体がストップしていて、去年の5月からジェトロにパリ出展の審査申請を出していてそこから半年かけて色々と準備をしていたので、パリ行きの時までにストが収束していないとちょっと困るなあと思っていました。

 

 

フランスは、本当にストが多いですね。ことあるごとにスト。

 

1月中旬は、まだ少しストの影響が残っているものの、大体の電車も動き始めた頃で、それなりに街が動き始めたところだったので、まあ、セーフという感じでした。

 

それでも、電車で行き来ができなくなるとちょっと困るなあと思ったので、ストの影響がないと言われていた、空港までの電車が出ているB線付近で、リヨンのホテルに宿泊をしていました。

 

 

展示会の方は、影響がなかったかと言うと、入場者も例年より少し少なめだったということもあり、ストの影響は少し残っていましたが、なんとか展示会が成り立つレベルにまで回復していました。

 

 

この頃には、12月末にCNNでコロナのニュースがあったようなのですが、パリ滞在中は自分の活動圏には関係がないと思っていましたし、ヨーロッパを回っている時も、武漢でのニュースが急に増え始めていましたが、その時もあまり気にしていませんでした。

 

けれども、ローロッパから帰国してから、クルーズ船の話題も含めて急に事態が深刻化していて、パリでも感染者がいたことや、ボチボチイギリスでも感染者が出始めていたことを後から考えると、ちょっとひやっとする思いでした。

 

 

ですので、私が展示会に行った頃というのは、パリでのストがだいぶ落ち着いてきた頃でもあり、コロナの件が急速に深刻化していく直前でもあったため、二つの大きな社会問題の丁度狭間の時期といった感じで、本当に奇跡的な時期での活動だったなあと思います。

 

ただ、展示会で得た収穫は、ほぼ全滅することになり、そこに関しては、奇跡及ばず、でした(笑)また、一から頑張りなおします。世の中が落ち着いたら、また、世界へとKIRIE BIJOUを羽ばたかせたいと思います。

 

 

さて、Maison & Objet の展示会に出展されているブースは、どこもかしこも本当にクウォリティが高く、先端のものでいっぱいでした。

 

 

 

日本からの企業もちらほら。やはり、和紙等、和を感じるものは評判が良さそうです。こちらは、美濃手すき和紙専門店、「カミノシゴト」。時々ギフトショップ等でも、窓に貼れる紙すきの雪の結晶等見かけたことのあるブランドでした。

 

「和」は、どこに行っても、親しまれていると思います。こういう時、日本の文化を改めて好きになれる。

 

私のブースでも、「金箔」というと、やはりすぐに日本を連想していただけます。特に国内のほとんどの金箔の生産が金沢産なので、その辺りについてもお話しができました。

 

 

同窓生が仕事をしているブースへも足を運びました。

 

SUS Gallery銀座に本社を置き、日本橋のコレド3の2Fに直営店があるそうです。チタン製で様々な器を製造しています。こちらは、素材の中身が2重構造で、魔法瓶のような構造。

 

 

どれだけ中の温度が変わらないかを見せるために、氷が入った器で説明してくださいましたが、朝、展示場に向かうときに家から入れてきた氷が、私がブースを見に行った夕方頃までほぼ溶けずに残っている、そのくらい優れもの。

 

また、デザインもちょっと有田焼っぽくて、うちにある有田焼と相性が良さそうで、一目惚れ。

 

 

このように、メゾン・エ・オブジェでは、様々な質とデザイン性の高いもので満ち溢れています。このような展示場の中に、自分のブースを設けることができたのは、本当に嬉しく、色々と勉強になりました。

 

また、所々に、無料でもらえるサンプルや、イベント会場が配っているトートバッグ等もあり、会場でしか味わえない楽しみもありました。

 

 

 

こちらは、タイル屋さんが作っている焼物アクセサリーの世界、七蒸屋さん。和テイストで、金をあしらったものもあり、それでいてこの値段!?というものが多く、もちろん国内でも購入できます。海外向けと国外向けと若干デザインが違い、私は国外向けのものでとても気に入ったのがあったのですが、残念ながら国内では買えなさそう(;;)

 

 

こちらは、会場の至る所で配っているトート。メゾンらしいモダンなデザイン。Who's Nextの時もそうでしたが、会期中にしかもらえないグッズが結構楽しみだったりします。メゾンでは、いつも色が決まっているようで、赤に白抜き模様のデザインが多いみたいです。

 

これから海外展開を考えられている方は、メゾン・エ・オブジェは、ジェトロでの支援により、出展料が半分になり、現地での、英語・フランス語・日本語が喋れる通訳の方のサポートを受けることができますので、検討されてみると良いかなと思います。

ジェトロでは、毎回1月の支援のみ、5月に申請受付が行われます。)

 

日本の素敵なモノやコトが、どんどん世界で活躍していったらいいなあと思います!