産業展出展のため、パリへ行った時のお話。
初めての海外出展でしたが、とてもハードでした。
ちょっと自分を追い込みました。
何をどう追い込んだかというと、
フランス パリ ポルト・ド・ヴェルサイユ展示センターにて行われた
ファッション系産業展「Who's Next」に出展しつつ、
同じく パリのノール・ヴィルパント見本市会場にて行われた
ライフスタイル系産業展「メゾン・エ・オブジェ」でのグループ出展にも
参加をしていて、準備もボリュームもダブルでのぞんだことでした。
Who's Nextに出展をした経緯は、渋谷ヒカリエにて毎年、年2回行われる
ファッション系産業展「PLUGIN」の企業産業展間でのエクスチェンジ企画に
ブランドコンセプトと商品資料内容が通り、(こちらに通ると出展料が無料になります)
パリ行きが決まったことから始まります。
Maison & Objetへは、同じくPLUGINで知り合った紳士風の方のご紹介で、
メゾンへのグループ参加に興味があったらいかがですか?
と勧められたことから始まりました。
何事もご縁ですね。
どちらかに絞って一つに集中する選択肢もありましたが、その頃、ジェトロを通して
来年1月に開催されるMAISON & OBJETへのブース出展の申請・審査を
受けているところでしたので、ちょっと無理をしても、メゾンの雰囲気を
内側から知るチャンス、と思い、思い切りました。
ダブルでの準備も大変でしたし、実際展示会自体はほぼ丸かぶりで、
Who's next が9/6~9/9、Maison & Objetが9/6~9/10ですので、
実際メゾンに自分が参加できるのは最終日のみ。6〜9日は
メゾンの方は他出展者と共同でブースサポートのワーカーさんに
お願いをしました。
Who's Nextの二日目に、友人にブースをお願いしてメゾンに顔を出しに
行ったのですが、全然雰囲気が違う。ジェトロの方からは、
アトリエタンタンのテイストとしては、メゾンの方がマッチすると思います
とおっしゃっていただいていましたが、この展示会は、ファッション、インテリア、キッチン、
アート等、ライフスタイルに関わるあらゆるものが出展されていて、
クウォリティも高い。会場も大きく、日本で言うと幕張メッセのような感じです。
9月出展の頃には、ジェトロより審査が通った旨の連絡が来ていたので、
とてもワクワクしました。
Who's Nextでは、出展ブースにモデルさんが実際に服を着て
アピールしているところもありました。こちらのモデルさんは、
映えますね。表情にもどことなく物語が感じられて、何を身につけても
なんか様になってる。
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カジュアル系ジュエリー
Airy https://tantan.official.ec/categories/2509707
商談の様子。マダムが、黒漆で作ったネックレスにとても興味を持ってくださり、
「とにかく黒が好きなのよ、黒は他にないかしら」と、
色々とデザインを見てくださいました。
ただ、フランス語で。
今回の旅で発見したことですが、パリの人たちは、大阪の人たちと
似たところがある!
どういうことかというと、私はフランス語全然喋れないのですが、
そのことをジェスチャ〜で伝えても、構わずフランス語で続けてきます。
話はそれますが、道を聞く時も同じで、
「ここに行くにはどうしたらいいですか」と、道ゆく人に聞くのですが、
英語がわからずこちらがフランス語がわからなくて「じゃあ、いいですー」って
その場を去ろうとしても、容赦無くフランス語で教えてくれようとします。
そして、わかるところまで一緒に行って道案内してくれる!
なんか、意外なところで、大阪っぽさを発見しました。こちらの人は、
英語が全然わからない人も少なくなく、そんな時は、とにかく身振り手振りと
スピリッツとで、伝わる伝わらない関係なしに話を続けてくるのでした。
商談のお話しに戻すと、結局、この時私が言葉が分からなくて
申し訳なさそうにしていると、向かいのブースの人が、フランス語←→英語に
通訳してくれました。助かった!
こちらは、黒漆で仕上げた、「星の王子様」の一輪のバラをモチーフにした
ディスプレイ作品。フランスでは、サンテクジュペリのこの物語が
バイブルのようにポピュラーなので、ちょっと話のきっかけになるかなと思い
持ち込みました。
サン・テグジュペリといえば、カルロス・ゴーンさんが昨年末にレバノンに渡ってから
ゴーン&ビーンが似過ぎていることが話題になりましたが、そこにサン・テクジュペリの
3ワードで検索してみると、いや、こっちの方が似てるでしょ!
って思っている方、やっぱり結構いらっしゃるんですね。
Who's Next のイベントはどちらかというとカジュアルな雰囲気でしたので、
カジュアル系半分、フォーマル半分でのそみました。フォーマルの方は、
最初金かな?とまじまじ見るも、とっても軽いのに驚いていかれる方が多かったです。
表面はK24で、元の素材が紙の工芸宝飾なので軽いことを説明すると、
さらに驚いてくださり嬉しかったです。
フォーマル系ジュエリー
古代風「ふわり」 https://tantan.official.ec/categories/2509708
アンティーク風「箔」 https://tantan.official.ec/categories/2509712
Grossepoxy https://tantan.official.ec/categories/2509714
Maison & Obnjet グループ展の方です、メゾンは、フォーマル中心でした。
やはり、雰囲気がクウォリティ重視といった感じで、こちらは出品するものを
ある程度厳選しました。切り絵であることの独自性、紙のジュエリーであることの
特殊性、アンティーク、古代風を意識した世界観等、この3点がぶれないよう
ディスプレイを行いました。ブース主催もこのイベンントのベテランさんで、
1月のメゾンに向けて、大変勉強になりました。
とにかくハードでしたが、どちらの展示も無事終了。
事前の準備にも色々タイヘンエピソードがあるのですが、またの機会に!