切絵作家の美意識

切り絵作家の活動、美意識等を書いていきます。

琉球・美の宝庫 at サントリー美術館

 

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琉球・美の宝庫。

 

 

 

沖縄紅型や琉球漆器等色鮮やかな世界の中で、

だいぶ前に紅型の染め物教室に何回か足を運んだ時の事を

思い出しました。

 

中国から切り絵がわたって来て、沖縄紅型として着物の染めの技術がはじまりました。

色使いも、ここではまだ中国の伝統の色味が色濃くのこっています。

朱が特に綺麗で、どんな模様にも必ず朱がインパクトとなる。

 

琉球漆器もゴージャスでした。

漆の奥深さをそこに見ました。

海外から入ってきたものを独自の伝統的技術として

確立していく日本人の感性の素晴らしさを感じました。

 

 

日本の着物で、特に切り絵型紙を用いたものでは、

中国からの工芸文化の流れ無くしては語れません。

沖縄紅型→伊勢型紙→江戸小紋と、都にわたるにつれて

大きな変貌を遂げている着物の歴史、切り絵の歴史。

 

細かければ細かいほど粋でお洒落、と考え等ていた江戸時代、

ベースには、沖縄紅型の流れあり。

そんなことも含めて文化を読み取っていくと、

また面白味が増しますね!