切絵作家の美意識

切り絵作家の活動、美意識等を書いていきます。

六本木ルーテル教会のクリスマスコンサート

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六本木ルーテル教会のクリスマスツリー🎄
ここでは週末、ふたつのクリスマスコンサートが行われました✨

23日土曜日は、オフィスマキナさんの企画による「きらめくクリスマスコンサート」、こちらでKIRIEBIJOUのPOPUPをさせていただきました💍

 

オフィスマキナさんでのコンサートでは、いつも舞台でKIRIEBIJOUを身につけて下さる音楽家さんもいらっしゃって、「大ぶりだけど軽い」ことが、舞台上で負担なく役立つことができて、いつもとても嬉しい限りです✨

 


毎月コンサートを企画・プロデュースされている加藤牧菜さんは、いつもコンサート会場いっぱいにいらっしゃるお客様が笑顔になる、温かいイベントを行っています。ご自身もピアノを演奏される、スーパーウーマン!そんなマキナさんは、私の母校の先輩でもあるのですが、🎓いつもつけてくださっているのが、この羽のビジュー。真っ白なドレスに軽やかに揺れて、とてもお似合いでした🪶

 

 

マキナさんのコンサートでいつも活躍されている、ソプラノの駒井ゆり子さん。中性的な雰囲気で、美しい歌声がなんとも魅力的です。ブーケのネックレスを身につけてくださいました💐✨


24日日曜日は、教会によるコンサートで、入場無料で、0歳からの赤ちゃんと一緒に、気軽にお楽しみ頂ける、月一回のコンサート。(2024年からは、シーズンごとになります)

私にとって幼稚園の頃から馴染みがあるのは仙台坂上安藤記念教会だったのですが、六本木ルーテル教会は、かれこれ20年以上も前にオルガン科で学んでいた同級生のきっかけで、時々足を運ぶように。その同級生は、そのときの私にドビュッシーのほんとうの良さを気づかせてくれました。

教会では、私もクリスマスシーズンに当時銀河鉄道の夜や、星の王子様等の切り絵作品を作り、クリスマスイベントとして切り絵と音楽と朗読劇をさせて頂く等、沢山お世話になりました。その際にピアノ演奏曲としてふんだんに取り入れたのは、ドビュッシーやラベル等の曲の数々で、なんとなくその世界観に合うと思っていました。

礼拝堂のしんとした雰囲気が好きでよく礼拝堂で佇んでいたりもして、色々と思い出深いこの教会では、このシーズンはクリスマスコンサートが沢山行われ、その後には、キャンドルの灯りでの厳かな礼拝が行われます。教会にはあまり馴染みがなかったけど行ってみたいな、という方は、是非、このシーズンならではの時間を過ごしに足を運んでみてください😊

 

さて、24日の六本木ルーテル教会のコンサート、無料で鑑賞するには贅沢すぎる時間でした。ヴァイオリニストに、ニューヨーク出身の鶴田唯さん、ピアニストに樋口友さん。

鶴田さんは日本人ながらアメリカで幾度も転校を経験しながら、その度に色々な壁を乗り越えていった、そんな人生のお話を聞きながら、クラシックとジャズとの出会いの魅力がふんだんに盛り込まれており、一味違ったクラシックコンサートでした。

鶴田さんの、ひどい不調を経験した事があり、その時にはヴァイオリンも弾けなくなって、自分にヴァイオリンがなくなったらもう自分には何もない、と絶望に駆られつつも、再び本来の自分の道に進んでいけるようになったお話等は、私も、去年秋頃から今年の春頃にかけてひどく体調を崩したときがあり、生まれて初めて切り絵創作に気持ちが向かない時期を経験し、同じように想った時があったため、涙ぐむところがありました。

自分の信じてきた道を、これまでとは少し違う形かもしれないけれど、再び歩んで行けることは、本当にありがたい事だと改めて実感をしました。自分自身の中に強さを見出していくと同時に、周りにも生かされていく。どんな分野でも、そういうことの繰り返しで、表現の形が研ぎ澄まされていくのかも。

プログラムでは、Holly Jolly Christmas 、
Angels we Have Heard on High、
Jingle Bells、Joy To The World、戦場のメリークリスマスチャルダッシュ、The Christmas Song、O Holy Night、Have Yourself A Merry Little Christmas、きよしこのよる、等を楽しむことが出来ました。

中でもここに戦場のメリークリスマスが入ってくるのがすごく粋だった!今年亡くなられた坂本龍一さんを想ってこみ上げてくるものがありました🥲本当に良いコンサートでした!

 

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