切絵作家の美意識

切り絵作家の活動、美意識等を書いていきます。

オンラインサロンってどんなもの?

 

 

 

自粛期間中、活動をオンラインへとシフトしていくために、学び系のいろいろなyoutubeをみていて、時代ってだいぶ変わったんだなあーと、浦島太郎状態でした。

 

これまで、物を作る、店頭で販売をする、デザインのご依頼を受ける、打ち合わせをする、等、リアルでの活動がほとんどで、とてもオンラインまで手が回りませんでした。

 

 

けれども、ブログにしても、SNSの考え方にしても、動画の導入にしても、時代はどんどん進んでいきます。

 

自分をコンテンツ化して生きていくスタイルが浸透してきてから久しく、中田敦彦さんの「労働2.0」なんて本が出たり、コミュニティ力がインパクトを持つ時代になってきました。

 

私はというと、これまでなかなかオンライン時代についてく時間も持てなかったので、インスタや切り絵制作風景のお手元動画等をアップしてみるところから初めて、ここ数年で話題をよんでいるオンラインサロンへの参加もしてみました。

 

私がオンラインサロンへの参加を決めたのは、中田敦彦さんのPROGRESSと、竹花貴騎さんのMUP。

 

中田敦彦さんについては、オリエンタルラジオ時代をほとんど知らず、youtube大学をみていて初めて武勇伝を知ったくらい。とにかくyoutube大学が全体面白かったのと、「AKIRA」「火の鳥鳳凰編」「ナウシカ」の動画も、痒くて手が届かないようなところまで掘り下げてまとめられていたので、それがきっかけで入りました。

 

「オンラインサロン」と聞くと、いかにもデジタルで今風ですが、元々「サロン」というものは、ヨーロッパの文化からきているもので、ランブイエ伯爵夫人であるカトリーヌ・ド・ヴィヴィオンヌというフランスの貴族が、17世期に最初のサロンを開いたことからはじまりました。

 

カトリーヌのサロンには多くの文化人が集まって、それまでになかった社交の場を提供。芸術・社会的にも大きな影響を与え、ヨーロッパの文化を大きく変化させていけるだけの威力を持ちます。

 

サロンはそれ自体で直接何かの影響をうむわけではありませんが、どんな業種・地位の人たちが集まっていても、そこではフラットに交流し、議論を交わして、集まる人たちがミニマムなところで互いに影響し合い、やがて大きな影響力へとなっていくもの。

 

時代の移り変わりで形を変え、定期的・あるいは不定期でも頻繁にでも、そんなふうに集まれるような場が、これまでもいろんなところにあったでしょう。それが、改めて、あえて、「サロン」と銘打つつものが現代に「オンラインサロン」として蘇ったのですね。

 

ですので、雑談できる仲間を探したり、新しい情報を発見したり、発信したりで、ゆるーく参加するのも楽しいと思うのですが、時代の節目の中で、物事や概念が大きく変化していく様をみたり、実際に自分がそんな変化の歯車の一つとなり得るのかもしれない、という視点から楽しんでみるのも、サロンを楽しむ極意かもしれません。

 

私が入った二つのサロン、規定もあり詳細はお話しできませんが、参加することによって、感想や、切り絵作家としての自分の何が変わったか、等は、まとまってきたら、またまとめてみたいと思います。