大宮、いったことありますか?
大宮の駅は、思ったよりも人が多く、もしかすると都内よりも多いかも。
テレワーク勤務で、都心よりも郊外の方が、人が多くなっているのかもしれません。
そんな元気な大宮で、本日より21日までの一週間、大宮高島屋1FにてPOP UP を開催しています。
今回、パッケージと陳列等を変えてみました。
アートとしてのジュエリーのはじまり。
K(KIRIE) B(BIJOU)を意味するイニシャルのロゴは、全て金箔で仕上げており、パッケージにも一手間かけています。
パッケージは、ボックス型で額装のような箱にしました。
ジュエリーに使われている金箔は、ほぼ全てがK24で、純金の輝きでありながら、とても軽いのが特徴です。
そもそもK24ジュエリーは、貴金属としては柔らかすぎで滅多にないのですが、稀に日本であったとしても、なぜかそのままだと派手すぎるから、という理由で、色を少し変えてしまうことが多いそうなのです。
だから、本物の純金が見たければ、資産としての金の塊を手に入れるか、純金箔で見るしかありません。
でも、本来純金の輝きは、柔らかみがあってとても暖かく、特に箔のくしゅくしゅ感が加わると、アンティーク風になり、とても落ち着いた品のある輝きを放ちます。
そんな箔素材のこだわりも含めて、是非ご覧いただけたらと思うジュエリーを取り揃えています。
一点ものが多く、一つ一つがアートになっているので、ジュエリーという、とても身近なところに、ささやかなアートを感じていただければと思っています。
「アーティストにとって、ジュエリーはビジョンを広げるためのもう一つの方法」
ミラノでジュエリー制作会社を経営する、ジャンカルロ・モンテベッロの言葉です。
パリのアートコレクター、ディアーヌ・ヴェネは、芸術家が作ったジュエリーしか身につけないのだそうです。ジャンカルロ・モンテベッロは、そんな彼女が認める人物。
その言葉に、はっとしました。
ここ数年、百貨店でのジュエリー展開をしているのですが、私は、そこにあまり自分の我を出しすぎてはならない、という固定観念がありました。商品としてのジュエリーを手にする人にとって、製作者の世界観が介入すると、店構えとしてはtoo muchかな、と思っていたからです。
でも、箔や漆等を扱うようになってから、それは違う、と思うようになり、コロナ禍での自粛期間中久々に作品創作に没頭することで、やっぱり、こうした世界観あってのジュエリーなんだ、その全部をひっくるめて私の芸術、切り絵アートなんだ、ということを、もっと伝えたい!と思うようになりました。
ジュエリーをあれこれ素材を吟味しながら、純金の本物の輝きに触れていくうちに、KIRIE BIJOUは、やっぱり、切り絵アート、世界観あってのジュエリーなんだ、ということを改めて認識しました。
商品をアートするか、デザインするか、結構大きな違いですね。
アーティストやデザイナー等のクリエイターにとっても、永遠の課題のようにも思えます。
自粛期間でポッカリと時間が空いて、思いがけず創作にかける時間ができたことで、つい忘れてしまいがちな原点、思い出しました。
大宮高島屋での KIRIE BIJOU POP UP は、来週21日迄。
是非間近で、紙とは思えない風になびく切り絵のジュエリーを見にいらしてくださいね!