知恵の実の物語。
人は昔、楽園にいました。
ヘビに言われて赤い身を食べると、世界が開けたように思えました。
けれどもそれは、楽園を去らなければならないことを意味しました。
人が、初めて知識と知恵を得た時に、世界はどんな風に見えるのか。
知恵の実の木の下で、これから自分の足で開けていく道と、
これまでに天に許されて暮らしてきた楽園とのはざま。
もうにとど戻ることはできない世界と、
新しい世界への希望のはざま。
そんなはざまの世界を、藍を知識、蝶を娯楽にみたてて作った切り絵作品です。
【切り絵カフェ】知恵の実 ~Tree of Jewelry~ 人がはじめて世界を見た時のこと