切絵作家の美意識

切り絵作家の活動、美意識等を書いていきます。

東京上空いらっしゃいませ

牧瀬里穂演じるキャンペーンガールのユウ、 交通事故にあいこの世を去るも、 神様の隙を狙って幽霊になって 地上に居着くファンタジー。 1990年の映画と、25年以上も前の作品になるのですが、 フレッシュでお洒落。 画質は25年前のものらしいけれど、 ジャズ音楽で物語全体の雰囲気を包み込み、 大人なお洒落感を出しています。 俳優陣は主要人物に中井貴一さんや笑福亭鶴瓶さん等 豪華メンバーで皆若い!(これも見所) 何より牧瀬里穂さんフレッシュで元気でさわやか。 キュートながら半ば強引な押しの強いユウから元気をもらえて、 これを観るだけでも価値がある映画でした。 幽霊なのに物質感満載で、合成とかする気まるで無しの 制作の潔さもすごい。 最後の方、ロボットに身を包むユウのシーンは 不条理でシュール、監督のセンスが見え隠れ。 適当に流して・・・と思っていたら、 ついつい真剣に観てしまいました、 キュートで素敵な邦画でした。