原作:T・ワイルダー「ロングクリスマスディナー」
中野成樹+フランケンズ,の短々とした仕事
『家族でお食事夢うつつ』舞台切絵作品
ある一家の、毎年毎年行われるクリスマスシーズンのディナー。
家族のささやかなお祝いは、親から子へ、子から孫へと受け疲れていきます。
同じシーズンの同じ食卓。でも、時代が変われば、常識も変わる。
昔憧れていたものは、今では古臭くて切り離したい過去。
そんな親子の溝からうまれる様々な葛藤。
それでも、毎年のディナーは受け継がれていく。淡々と、粛々と。
これは、人が生まれて、生きて、死んでいく、そんな流れを
三代にわたって綴る人生のお話し。
そんなお話しに、切り絵で宣伝美術と舞台を作らせていただきました。
サイズはおよそ5m×6mの舞台背景。
作品は、左から右へ、Born、Childhood、youth、mniddle age、Old、death
と、生き死にをテーマとした色合いとモチーフで制作していて、
よく見ると、若さには新芽や葉っぱ等、老い〜死には枯葉等を
モチーフとして入れています。
照明に当たると凸凹等が浮き出て、奥行きが出るように作りました。
舞台装置としての切り絵、そしてそこに照明があたる様子は圧巻でした。
関係者の皆様、お越しいただいた皆様ありがとうございました。